ワーキングホリデーに行く際はクレジットカードが必須とよく言われますが、作ったことがない方にとっては、「正直どのクレジットカードを作ればいいかよくわからない」と迷ってしまいますよね。
私も実際に初めてニュージランドにワーホリで行った際は、どのクレジットカードを作るかで悩んだ記憶があります。
そこで、この記事ではこれからワーキングホリデーに行かれる方向けに、ワーホリ歴3年の筆者がクレジットカードの選び方から注意点、オススメのクレジットカードなどについてをまとめて一気に紹介していきたいと思います。
「ワーホリでのクレジットカード選びで悩んでいる」という方はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに結論から先に言うと、メリットが豊富で維持費が完全無料のエポスカードが最もオススメです。
ワーキングホリデーにクレジットカードが必要な理由
ワーキングホリデーでクレジットカードが必要になる具体的な理由は、大きく分けて以下の5つが挙げられます。
- 万が一の際の保険になる
- 90日の海外旅行保険が付くので保険料を節約できる
- 海外は日本よりもキャッシュレス文化が進んでいる
- 現地でキャッシング(お金の引き出し)ができる
- クレジットカードが無いと支払いができないものがある
万が一の際の保険になる
クレジットカードが必要になる一番の理由は、万が一の際の保険として利用することができるからです。
例えば、
- 手持ちの現金が尽きてしまった時
- 事故や病気で予想外のお金が必要になった時
- お金や貴重品を盗まれた時
こういった類のトラブルがあったとしても、クレジットカードがあれば支払いを行うことができるので、不測の事態にも対処可能です。
現金だけしか持っていないということになると、万が一の際は何もできません。
90日の海外旅行保険が付くので保険料を節約できる
多くのクレジットカードには30日~90日の海外旅行保険が特典として付いています。
もちろん、ワーホリで海外に長期滞在する場合は海外旅行保険にもきちんと加入しておく必要はありますが、クレジットカードに付いている海外旅行保険を上手く併用すれば、最大で90日分の保険料を節約することができます。
長期滞在の場合は保険料もバカにならないので、クレジットカードで少しでも節約しておくに越したことはありません。
海外は日本よりもキャッシュレス文化が進んでいる
海外ではスーパー、レストラン、カフェ、ホテルなどあらゆる場所でのキャッシュレス化が日本よりも遥かに進んでいます。
単に「どこでもカード払いができる」ということに留まらず、ホテルの予約や、飛行機チケットの購入など、身分証の代わりとしてもクレジットカードの提示を求められることも多々あるので、現金だけだと何かと不都合が多いです。
私もオーストラリアに滞在していた頃は、普段100ドル以上の現金を持ち歩くことはありませんでした。
現地でキャッシング(お金の引き出し)ができる
クレジットカードがあれば、現地のATMから日本の引き落とし口座にあるお金を引き出すことができます。
キャッシング(一時的な借り入れ)なので、最終的には日本の口座からお金を支払う形とはなりますが、それでも、現地でお金がどうしても必要になった際にお金を引き出せるのと出せないのとでは安心感が違います。
私も現地でお金が尽きそうになったときは、クレジットカードのキャッシング機能でよくお金を引き出してました(笑)
クレジットカードが無いと支払いができないものがある
国によっても異なりますが、オーストラリアの場合、ワーキングホリデービザの申請はクレジットカードカードでしか決済ができません。
また、現地で銀行口座などを開設する際も、パスポートと合わせてクレジットカードの提示が求められるケースがあるため、そういった点にも注意が必要です。
カード支払いの文化が進んでいる国では、支払いで何かと「クレジットカード払いのみ」という制約があることが多いです。
ワーホリ向けクレジットカードの選び方のポイント
実際にクレジットカードを選ぶにあたって重要なポイントは以下の2点です。
- 海外旅行傷害保険が無料で付いているか
- VISAもしくはMastercardブランドであるか
海外旅行保険が無料で付いているか
前述の通り、クレジットカードによっては海外旅行保険が無料で付帯してくるものがありますので、クレジットカードを作る際は必ず海外旅行保険付きのものを選ぶようにしましょう。
中にはエポスカードのように、持っているだけでも保険が適用されるクレジットカードもあるので、万が一のためのカードとして1枚作っておけばトラブルの際も安心です。
普段の海外旅行でも無駄な海外保険料を払わずに済むようになるので、保険機能付きのカードはオススメです。
VISAもしくはMastercardブランドであるか
クレジットカードには、VISA、JCB、Mastercard、AMEXといった様々なブランドがありますが、ワーホリで持つならVISAかMastercardのどちらかのブランドがオススメです。
JCBやAMEXなどのブランドは一部の国で使えなかったり、利用にあたって余計な手数料を取られることが多いので、ブランドの加入国が多いVISA・Mastercardのいずれかを選択しておきましょう。
VISAとMastercardなら世界中のほとんどの国で問題なく使えます。
クレジットカードを作る際の注意点
クレジットカードを作成するにあたって、事前に気をつけておくべきポイントは以下の3点です。
- 社会人・学生の内に作っておくこと
- 複数のカードの同時申し込みはしないこと
- 期間に余裕を持って申請を行うこと
社会人・学生の内に作っておくこと
クレジットカードを作る際は、社会人であれば仕事を辞める前、学生であれば卒業前までに必ず申し込みを済ませておいてください。
クレジットカードの申し込みには審査があり、社会人や学生などの社会的な信用があるときでなければカードの審査が通りにくくなってしまう可能性があります。
無職の状態でも作れるカードもありますが、審査で落ちるリスクもあるので、素直に信用度が高い社会人・学生の時に作るのが一番オススメです。
現地行ってからだとクレジットカードは原則作れないので、日本で信用がある状態の時に早めに作っておきましょう。
複数のカードの同時申し込みはしないこと
クレジットカードを複数枚持っておくと様々な場面で使い分けができ、非常に便利なのですが、同時に何枚も申し込みを行うと審査で落とされる可能性が高まります。
同時申し込みは、カード会社から「お金に困っている人」と見なされ警戒されてしまうので、入会特典などで沢山カードを作りたかったとしても、1月あたりに申し込むクレジットカードは必ず1枚までに留めておきましょう。
万が一審査に落ちてしまうと、その他のカードの審査も通りにくくなってしまうので要注意です。
期間に余裕を持って申請を行うこと
クレジットカードの作成は審査からカード発行まで一定の時間がかかります。
特に年末年始や大型連休などが重なってしまうと、カードの審査から郵送までの期間が非常に長くなり、場合によっては1~2ヶ月以上も待たされてしまうケースもあるので、申込みはできるだけ早めに行っておきましょう。
エポスカードのように、カードによっては最短で即日発行を行ってくれるところもありますが、後々の手続きなどに影響がでないよう、なるべく早めにやっておくのがオススメです。
ワーキングホリデーにオススメのクレジットカード
ここまで紹介してきたポイントや注意点を踏まえた上で、
- 年会費・維持費が無料
- 海外旅行保険が付帯(カードの所持または利用で保険適用)
- 国際的に使えるブランド
の条件を満たすワーホリに本当にオススメのクレジットカードを3枚紹介しましょう。
以下のクレジットカードを全てを作る必要はありませんが、最低でもエポスカードだけは1枚は持っておくのがオススメです。
海外旅行保険+年会費無料の最強カード「エポスカード」
オススメ度 | |
---|---|
年会費・維持費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生不可) |
旅行傷害保険 | 最高500万円まで(自動付帯分500万円) |
独自特典 | マルイでの買い物が最大10%OFF |
受け取りまでの日数 | 最短即日 |
数あるクレジットカードの中でもワーホリに最もオススメの1枚は「エポスカード」です。
年会費が完全無料+持っているだけで海外旅行傷害保険が自動付帯されるという、無料のクレジットカードの中でもずば抜けて優秀なクレジットカード。
受け取りまでの期間も早く、申込みから最短5分で審査が完了し、郵送を待たずとも全国各地のマルイの店舗で直接カードを発行することも可能です。
さらに、期間によっては5,000~8,000円分相当のポイントが貰えるキャンペーンを実施しているので、そういったキャンペーンを利用して作っておくだけでも十分お得なカードです。
この1枚を持っておけばとりあえず安心というくらい、ワーホリにはオススメのクレジットカードです。
旅行の予約の際に役立つ「Boooking.comカード」
オススメ度 | |
---|---|
年会費・維持費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生不可) |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円まで(利用付帯) |
独自特典 | Booking.comでのホテル5%OFF、レンタカー8%OFF |
受け取りまでの日数 | 最短で1週間程度 |
Booking.comのサービスを利用したり、海外旅行に頻繁に行くという方にオススメなのが、「Booking.comカード」です。
こちらも年会費が永年無料にも関わらず、海外旅行傷害保険(カード利用によって付帯)、Booking.comでのホテル予約が10%OFF、Rentalcars.comでのレンタカー予約が8%OFFになったりと、特典が豊富なカード。
ワーホリでのクレジットカードとしてはもちろん、旅行用のクレジットカードとして持っておいて損はない1枚と言えるでしょう。
普段からBooking.comを使っているのなら、ぜひ持っておきたい1枚ですね。
安心のVISAブランド「三井住友VISAクラシックカード」
オススメ度 | |
---|---|
年会費・維持費 | 初年度無料(翌年度以降は年6回以上の利用で無料 or 500円) |
国際ブランド | VISA |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生不可) |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円まで(利用付帯) |
独自特典 | 1,000円の利用につき1ポイントが貯まる |
受け取りまでの日数 | 最短で3日 |
セキュリティがしっかりとした大手のクレジットカードを作りたいという方は、スタンダードな「三井住友VISAクラシックカード」が最適です。
三井住友VISAクラッシックカードは、ハッキリ言って他のクレジットカードと比べて際立った特徴やお得な制度はありません。
しかし、最大手のクレジットカードとして安心感やセキュリティの高さなどは他のどのクレジットカードよりも上なので、初めてのクレジットカードとして高いセキュリティがあるカードを選びたい方にはオススメです。
今はもうないですが、私もワーホリの時に初めて作ったクレジットカードはこの三井住友VISAクラシックカードでした。
まとめ:クレジットカードはパスポートの次に大事な存在
少し長くなってしまったので、今回のポイントをもう一度まとめます。
- ワーキングホリデーではクレジットカードが無いと困ることが多い
- クレジットカードは現地での万が一の保険になる
- 海外旅行保険が付帯するカードを持っていれば保険料の節約になる
- ブランドはVISAかMastercardを選ぶ
- 社会人・学生の内に作っておくと審査が楽
- 複数のクレジットカードの同時申込みはNG
- 期間に余裕を持って早めに申し込みを行っておく
- まよったらエポスカードを1枚持っておく
ワーホリにおいてクレジットカードは、パスポートの次ぐらいに重要なアイテムです。
日本では、「ふだんあまり必要性を感じない」という理由でクレジットカードを持たない方でも、海外で長期間生活を行うにあたってはクレジットカードはほぼ必須と言えるくらい使う機会が多いです。
ワーホリ以外にも、クレジットカードは普段のトラブル・事故などの保険として活用することが出来ますので、これからワーホリ行く方でクレジットカードまだ持っていないという方は、早い内から1枚作っておくことをオススメします。
クレジットカードが無くて困ることはありますが、あって困るこはありませんので、ワーホリ前は早めに作っておきましょう。
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