「ワーホリに行ったのに英語が全然話せない・・・」
「せっかく1年も海外に住んだのに英語が身につかなった・・・」
ワーキングホリデーに行った方に話を聞くと、よくこんな話を耳にすることも多いのではないでしょうか。
今回は、実際に3年間のワーキングホリデーを経験した筆者スマ助が、これまでの経験を基に、ワーホリでよくある英語が身につかないパターンや、実際にワーホリで英語を上達させるためのコツについて紹介していきます。
これからワーホリに行く予定があるという方はぜひ参考にしてみてください!
私はワーホリ前はTOEIC300点代でしたが、ワーホリ後は航空会社で社内翻訳をやるレベルまで英語力を伸ばしました。
ワーキングホリデーに行くだけでぺらぺらにはならない
まず、いきなり結論から言ってしまいますが、ただ単にワーキングホリデーに行って海外で過ごしたぐらいでは英語がぺらぺらになんてことはまずありません。
「海外生活を1年くらいすれば、自然に英語も身につくでしょ」
というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、ただ単に生活をしているくらいでは、せいぜいちょっとの日常表現が身につくくらいで、ビジネスでも使えるようなレベルの英語力はまず間違いなく習得できないです。
そんなに簡単な話であれば、英語学習者は全員ワーホリに行ってますよね笑
ワーキングホリデーで英語が身につかないパターン
なぜワーホリに行っても英語が身につかないのかというと、日本人ワーホリの多くは以下の3つのいずれかのパターンに陥りがちだからです。
- 学校以外で勉強を全くしない
- 日本人とつるんで日本語ばかり話している
- 一定のレベルで満足してしまう
学校以外で勉強を全くしない
まず最も多いのが、語学学校や専門学校以外で勉強をしないというパターン。
ワーホリをしていると、「日常のやり取りがすべて英語+語学学校でも一日数時間みっちり勉強している」という環境下のため、ついつい「自分はどっぷり英語学習をしている」と錯覚してしまいがちです。
そのため、学校終わりや休日など自主的に勉強をすることが非常に少なく、結果としてあまり学習量を増やせない状態になってしまうのです。
ちなみに、大の日本人がビジネスレベルの英語をきちんと習得できるまでには1,000時間以上の学習が必要と言われています。
日本人とつるんで日本語ばかり話している
次に多いパターンとしては、日常的に日本人とばかりつるみ、英語ではなく日本語ばかり喋ってしまうこと。
現地に行くと、同じ日本人同士の仲間意識が強いため、ついつい日常的に日本人とばかり遊んだり、日本語ばかり喋ってしまうパターンが多いです。
私も最初の頃は日本人同士で遊んだりしていましたし、それ自体を全く否定するつもりはありませんが、英語学習の観点から言えば英語を喋る機会が減ることに繋がるのでマイナスと言えます。
「気づいたら周りの友達は日本人ばかり」というのはワーホリあるあるです。
一定のレベルで満足してしまう
最後によく見かけるのは、一定のレベルに到達して自身の英語に満足してしまうということ。
実際のところ、全く英語が喋れないという人でも、ワーホリに行ってみっちり語学学校に3ヶ月程度通えば、問題なく日常生活を送れるくらいの英会話力は身につきます。
そうなってしまうと、日常生活において英語で困ることも減るため、現状の英会話力を向上させたいという意識が薄れて、現状維持のままになってしまうのです。
日常生活で求められる英語力は高くないので、そのレベルに到達した途端に英語学習をしなくなる人は多いです。
ワーホリで英語力を上達させるために大切な5つのこと
ワーホリで英語力を上達させるのであれば、滞在中に以下の5つを意識して行動することが大切です。
- 学校以外でも自主的に勉強をすること
- 常に危機感を持って行動すること
- 様々な国の友達を作って積極的に交流すること
- 現地人(ネイティブ)の知り合いを増やすこと
- 日本人がいない環境の仕事を見つけること
一言でまとめれば「自分でも勉強する!」ということです笑
学校以外でも自主的に勉強をすること
これは超・超・超重要です。
ハッキリ言ってこれに尽きると言っても過言ではないほど。
ここまでで何度も言っている通り、「海外に行けば英語は自然に伸びる」は幻想で、赤ちゃんや子供ならまだしも、大人になってからでは努力なくして習得は不可能です。
どれだけ海外に長く住もうが自発的に勉強しない限りは、英語力が伸びるということはないので、学校外などでも必ず勉強する習慣をつけておきましょう。
毎日必ずは難しいかもしれませんが、学校外などでも勉強をする習慣をつけておくということが大切です。
常に危機感を持って行動すること
前述の通り、海外で長く生活をすればするほど英語に対しての危機感は薄れていきます。
なんなら、シドニーなどの大都市では、英語をほぼ使わずとも生活が出来てしまうので、こういった環境に慣れないためにも、
- 帰国後の目標を立てておく(TOEICや就職など)
- 英語が必要とされる環境に身を置く
- ネイティブと喋る機会を増やす
英語に対して億劫になってしまわないように、環境ごと変えるなどして常に自身の英語力に危機感を持ちながら生活していきましょう。
TOEIC900点や、外資系企業で就職などの目標を持てば、英語学習にも身が入りやすいので、まずは学習のゴールを設定してみてください。
様々な国の友達を作って積極的に交流すること
ワーホリに行くと、かなりの確率で韓国人・台湾人などのアジア圏の人達同士で仲良くなり、行動を共にすることが多くなります。
特に韓国人や台湾人は、価値観や文化が似ている&英語も聞き取りやすいので、一緒に居るとすごく居心地が良いと思います。
ただ、彼らばかりといるのももったいないので、ワーホリ中はアジア圏のみならず、ヨーロッパ圏や南米など幅広い地域・国の人達とも積極的に交流し、様々な文化や価値観に触れていくよう意識しましょう。
国ごとに英語のアクセントも違うので、そういった違いについてもぜひ学んでいってください。
現地人(ネイティブ)の知り合いを増やすこと
色んな国の友達を作るのも重要ですが、同時に現地(ネイティブ)の知り合い・友達も作ることが大切です。
特に語学学校に通っていると、先生を除いて、現地の人たちと交流する機会は本当に少ないので、英語力を伸ばす&交流の幅を広げるという意味でも、できるだけ現地の人たちとの接点も増やしていくようにしましょう。
スポーツなどの趣味があればイベントなどを通じて交流ができますし、ちょっと勇気が要るかもしれませんが、バーで話しかけたりするだけでも、現地の人達と喋る機会はあります。
自分はランゲージエクスチェンジ(日本語と英語を教え合う会)に行って、よく現地の人とお喋りをしていました。
日本人がいない環境の仕事を見つけること
少しハードルは高いですが、現地の人や日本人のいない環境で働くことも英語力を伸ばす上ではかなり有効な手段の1つ。
日本人の多くは、仕事の見つけやすさと英語不要という手軽さから日本食レストラン(俗にいうジャパレス)で働きがちですが、英語の上達やお給料の面から言っても、ローカルの仕事の方が圧倒的におすすめです。
現地の人達の働き方や、現地人の生の英語に触るという意味でも、せっかくワーホリに行くのならローカル環境で働いてみましょう。
特にローカルの人達の仕事観は日本人と全く違うので、そういった別の価値観を知れるというメリットもあります。
日本でも事前に英会話学習を必ずやっておく
これからワーホリに行く予定の方は、現地での生活のスタートダッシュを少しでも楽にするためにも、日本にいる時から基礎的な英会話の練習はやっておきましょう。
最近では英会話スクールに行かずとも、スマホで自分の好きな時に好きなだけ学習ができるスタディサプリENGLISHや、月約6,000円でレッスンが無制限に受けられるネイティブキャンプなどの優良オンライン英会話もたくさんあります。
全く英会話が出来ない状態と、多少英会話が出来る状態でワーホリに行くのとでは、最初の安心感が全く違うので、最低でも挨拶や注文ができる程度の会話力は日本にいる時に身につけておくことを強くおすすめします。
私は英会話スクールや英会話カフェで会話練習をしましたが、今の時代ならスマホで完結して料金も安いオンライン英会話一択でしょう。
限られた期間を無駄にしないようにすることが大事
ここまで色々と言いましたが、もちろん、ワーキングホリデーをする上で「英語を必ず習得しなければいけない」というような義務はありませんし、英語を伸ばす伸ばさないは、言ってしまえば完全に個人の自由です。
しかし、帰国後のキャリアも考えてワーホリをする予定だったり、チャレンジの意味も兼ねてワーホリをする予定なのであれば、英語学習にも全力で向き合ってみるべきです。
ワーキングホリデーで海外に居られる期間は長いようで本当にあっという間ですので、限られた時間を無駄にせず、ぜひ今回紹介したポイントなども意識した上でワーホリに行ってみてください。
英語が身につく・身につかないは全て自分の行動次第ですので、後になってから後悔をしないように全力でやってみましょう!
コメント